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米農務省(USDA):世界の綿花2023/24年度市場予想

2023/2/25 12:34:00 1

米農務省(USDA)

米国農業省(USDA)の第99回農業展望フォーラムが開催され、2023/24年度の綿花栽培面積と需給状況について初歩的な予測を行った。具体的には以下の通り:

 

世界の綿花2023/24年度展望

2023/24年度の世界の綿花収穫面積は3150万ヘクタールで、前年同期比0.3%増、生産量は前年同期比0.5%増の2504万トン(主に米国とパキスタンの生産量の予想増加により、中国とトルコの予想減産を相殺)、消費量は世界経済の緩やかな改善に伴い増加し、前年同期比4.4%増の2515万トンと予想されている。期末在庫は1929万トンで、前年同期比0.6%減、ライブラリ消費比は76.7%で、前年同期比3.8%減少した。

中国綿の2023/24年度展望

2023/24年度の中国綿花収穫面積は300万ヘクタールで、前年同期比でやや減少する見込みだ。生産量は594万トンで、前年同期比4.4%減、消費量は前年同期比2.8%増の806万トン(消費増加は主に国際通貨基金が中国の2023年と2024年の経済成長率の回復を予想していることと、疫病封じ込め期間中の家計貯蓄の増加による綿製品消費への住民の期待に基づいている)、期末在庫は786万トンで、前年同期比3.6%減、ライブラリ消費比は97.3%で、前年同期比6.4%減少した。

米国綿花の2023/24年度展望

2023/24年度の米綿栽培面積は1090万エーカーで、前年同期比20.8%減(これまでのNCC予測値は1140万エーカー)、収穫面積は890万エーカーで、前年同期比19.6%増、廃棄率は18.3%で、前年同期比27.6%減、平均単位生産量は852ポンド/エーカーで、前年同期比10%減少した。生産量は前年同期比7.6%増の344万トン(生産量の増加は主に収穫面積の増加と廃棄率の低下による)、消費量は前年同期比9.5%増の50万トン、輸出は世界経済の改善に伴い増加し、前年同期比15%増の300万トンと予想されている。期末在庫は87万トンで、前年同期比7%減、倉庫消費比は24.8%で、前年比5.7%減少した。

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